ふと、10年以上前に使っていた古いMacbook Air 2010をメルカリで売ろうと思い、初期化しようと思ったところ、うまく初期化できなくてハマってしまったので、メモとして残しておきます。
問題が起きた機種はMacbook Air 2010(OS X Lion)です。
最終的にはAppleサポートに問い合わせて解決できました。
問題
メルカリに出品する前に、以下のページを参考にMacの初期化を行っていました。
参考:Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと、ディスクユーティリティを使って Intel 搭載の Mac を消去する
すると、こちらの7つめの手順で問題が起こりました。
ディスクユーティリティでMacを削除したあと、macOSの再インストールする際、App StoreからOSのダウンロードを行うのですが、なぜかApp StoreにログインするためのApple IDの認証が通らずにOSをダウンロードできなくなりました。
IDかパスワードが間違っているというようなエラーが表示されてしまいまします。
しかし、Apple IDのIDとパスワードは間違っておらず、実際にIDとパスワードを入力するとiPhoneに二要素認証のコードが表示されています。
にっちもさっちもいかず、1週間ほど粘ったあとAppleのサポートへ問い合わせました。
原因
どうやら、このときのMacのOSは最初にログインしたApple IDを入力しないといけなかったそうです。
そういえば、当時作成したApple IDのメールアドレスがsoftbankのキャリアメールを使用しており、キャリアを乗り換えるときにキャリアメールが使えなくなると困るのでApple IDのメールアドレスを変更したことがありました。
そのため、Apple ID自体は同じものですが登録したメールアドレスが変わってしまっていたことによりApple IDのログインができなくなってしまったと思われます。
解決策
標準のApp StoreからOSをダウンロードして再インストールする方法は不可能だということが判明したため、OSをローカルPCでダウンロードしてインストールディスクを作る方法を提案されました。
用意するもの
- 別のMac PC
- 14 GB 以上のUSB フラッシュドライブ、もしくは外付けHDD
手順
手順は以下に記載されている通り、Macを使ってインストーラーをダウンロードしてインストールディスクを作成します。
幸い、iMacを所有していたのでインストールディスクを作成することができました。
インストールディスクを作成するためには、ターミナルでコマンドをうつ必要があるため、エンジニア出ない人には難しく感じるかもしれません。
- インストールドライブを初期化する際、名称は「MyVolume」としなければなりません
- インストールするMac OSはそのMac PCがインストール可能なバーションにする
- 作成したインストーラーでOSを新規インストールする際、wi-fiに接続しておく
古いOSかつ、Apple IDのメールアドレスを変更するというような、なかなか無いシチュエーションかと思いますが、ご参考になれば幸いです。