2022年5月14日土曜日

古いMacbookを初期化したら、App StoreにログインできずMac OSを再インストールできなくなった件

ふと、10年以上前に使っていた古いMacbook Air 2010をメルカリで売ろうと思い、初期化しようと思ったところ、うまく初期化できなくてハマってしまったので、メモとして残しておきます。

問題が起きた機種はMacbook Air 2010(OS X Lion)です。

最終的にはAppleサポートに問い合わせて解決できました。


問題

メルカリに出品する前に、以下のページを参考にMacの初期化を行っていました。
参考:Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきことディスクユーティリティを使って Intel 搭載の Mac を消去する

すると、こちらの7つめの手順で問題が起こりました。



ディスクユーティリティでMacを削除したあと、macOSの再インストールする際、App StoreからOSのダウンロードを行うのですが、なぜかApp StoreにログインするためのApple IDの認証が通らずにOSをダウンロードできなくなりました。

IDかパスワードが間違っているというようなエラーが表示されてしまいまします。

しかし、Apple IDのIDとパスワードは間違っておらず、実際にIDとパスワードを入力するとiPhoneに二要素認証のコードが表示されています。

にっちもさっちもいかず、1週間ほど粘ったあとAppleのサポートへ問い合わせました。


原因

どうやら、このときのMacのOSは最初にログインしたApple IDを入力しないといけなかったそうです。

そういえば、当時作成したApple IDのメールアドレスがsoftbankのキャリアメールを使用しており、キャリアを乗り換えるときにキャリアメールが使えなくなると困るのでApple IDのメールアドレスを変更したことがありました。

そのため、Apple ID自体は同じものですが登録したメールアドレスが変わってしまっていたことによりApple IDのログインができなくなってしまったと思われます。


解決策

標準のApp StoreからOSをダウンロードして再インストールする方法は不可能だということが判明したため、OSをローカルPCでダウンロードしてインストールディスクを作る方法を提案されました。


用意するもの

  • 別のMac PC
  • 14 GB 以上のUSB フラッシュドライブ、もしくは外付けHDD


手順

手順は以下に記載されている通り、Macを使ってインストーラーをダウンロードしてインストールディスクを作成します。

参考:macOS の起動可能なインストーラを作成する方法


幸い、iMacを所有していたのでインストールディスクを作成することができました。

インストールディスクを作成するためには、ターミナルでコマンドをうつ必要があるため、エンジニア出ない人には難しく感じるかもしれません。

ただ、記載されているとおりにすればそれほど躓かないと思います。

うっかりつまづきそうな注意点としては以下となります。
  • インストールドライブを初期化する際、名称は「MyVolume」としなければなりません
  • インストールするMac OSはそのMac PCがインストール可能なバーションにする
  • 作成したインストーラーでOSを新規インストールする際、wi-fiに接続しておく



古いOSかつ、Apple IDのメールアドレスを変更するというような、なかなか無いシチュエーションかと思いますが、ご参考になれば幸いです。